『きょうと・人・まち・であいもん』番組ブログ、第2弾!

2009年11月までの番組情報は、↓↓コチラ↓↓をご覧ください

 ☆ http://kyoto-hitomachi.seesaa.net/


2012年06月22日

2012年6月16日放送

△▼△6月は「山を護る」をピックアップ△▼△

ゲスト:京北農林業振興センター所長、京都森林インストラクター会
    三嶋 陽治さん

mishima.jpg 植物や木が好きで、山の関係の大学に行き、京都市役所に入ってからも山に関する仕事をしてきました。京都は山が広いのが特徴で、100万都市でこんなに山があるところはなかなかないし、落葉や常緑、ブナの林、松林等いろんな種類の森があります。また、市街地に近いので、東山等は地域の人が庭代わりにされています。
 もともと地域にある木を植えるのが本来の森づくりだと考え、広めていきたいと思っています。山から種を持ってきて庭で育て、山に戻すことを自分でも実践しています。山桜等を育てていますが、ポット等でも育ち、3年位で80cmから1m位になります。4、5年目くらいから花が咲きます。山桜は色も全て違うし、新芽の葉がきれいです。木は芽生えがかわいいし、愛着がわきます。
 山は、あまり変わらない、動かない印象があると思いますが、同じ場所に行ってみると大きくなっていく様子がわかります。

京北合併記念の森HP http://www.city.kyoto.lg.jp/ukyo/page/0000120653.html


ゲスト:京都市未来まちづくり100人委員会 山紫水明の京都チーム
    藤崎 壮滋さん

fujisaki.jpg 千葉県のベットタウンで育ちましたが、周りに自然が少なく、京都に来たのを機にいろんなところに関わるようになりました。三嶋さんのような方と一緒に山に行くのは安心です。
 鹿の害が増えていますが、鹿肉も食べました。マーケットができることで数のコントロールにもつながると思います。
 チマキザサもそうですが、三嶋さんのように、山のものをまちで育て、山に植え戻すことで、山に行くきっかけになると思います。
 御陵に民間の山を提供してくださる篤志ながおられて、竹を間伐したり、ツタを切って整備しています。普段の仕事ではパソコンに向かっていますが、肩こりが治りますし、緑の中で気分も良いです。
 京都はどこからでも山がすぐそこにあります。みなさんもご参加ください。

御陵の森林整備(ビオトープネットワーク京都)のHP http://www.jca.apc.org/bionet/





☆本日の担当:上原智子





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2012年6月9日放送 山と暮しを繋ぐ

△▼△6月は「山を護る」をピックアップ△▼△

ゲスト:NPO法人 京都・森と住まい百年の会
    京都府立大学生命環境学部 森林科学科 内海 貴州さん(写真左)
    京都府立大学生命環境学部 森林科学科 河合 貴則さん(写真右)

utsumi_kawai.jpg 「NPO法人 京都・森と住まい百年の会」は、分断されてしまった地域の森林と暮らしの繋がりを再び取り戻すことを目指して、2004年に設立されました。現在会員数は、約100名で、一般市民、材木業・森林組合関係者が主な構成員です。地域産材を使った住宅の見学会や勉強会、その住宅での音楽会の開催、絵本の制作や読み聞かせを通じて、木に関わる様々な人々と住まい手の相互理解を深め、ネットワークを作るための支援活動を続けています。活動期間を2004年から2103年の100年間に限定していますが、その理由は、地道な息の長い活動であることの特徴付けと、100年後の次世代にバトンタッチする活動であることの意義付けです。私たちが森を守り育てるという地道な取り組みに積極的に関わっているのも、大学での専攻に加えて、この会の活動が目指す「100年間の活動=次世代に繋がる活動」に共感したからです。
 また、私たちは大学の森林ボランティアサークル「森なかま」でも活動しています。11年前のサークル設立当初は大学の演習林内での山作業の体験が活動の中心でしたが、やがてそのフィールドは演習林を超えて、周囲の山々へ広がりました。荒れた森林の実態に目を向け、地域の山に関わる方々と連携しながら、学生ならではのアイデアとパワーで仲間を増やし、活動を深化させています。地域の方々に枝打ちや間伐といった作業のレクチャーを受けながら実作業をすることが中心の活動ですので、「荒れた山の手入れができる」ととても喜ばれています。現在約90名の学生が在籍していますが、体験を通じて得られる森林への理解と地域の方々との交流を後輩たちにも伝えて、息の長い活動にしていきたいと思っています。





☆本日の担当:西田教子




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2012年6月2日放送 山を護る・人を育てる

△▼△6月は「山を護る」をピックアップ△▼△

ゲスト:京都府立林業大学校教授
    上萩 寛さん

kamihagi.jpg 当校は今年の4月に京丹波町で開校しました。現在、当校に学ぶのは、18才から53才までの幅広い年齢層のヤル気のある21名です。当校の特徴は、森林林業の専門家を養成する林業専攻と、NPO等で活躍することを想定した森林公共人材専攻の2つのコースがあることです。また研修科を併設していて、森と木の文化コースという1日のプログラムや、短期集中型で林業に就業しようとする方を支援するコース等があります。森林を対象にすることは幅広い知識や技術が必要になりますが、当校の職に至るまで私は30余年は京都府の林業技術者として従事していましたので、学生にはこれまでの経験で得た知識や技術を受け継いでもらいたいと思っています。
 学外では森林インストラクターとして10数年活動も続けていますが、皆さんにもっと木を使って頂きたいということが一番の思いです。日本は緑に恵まれた国で3分の2が森林ですが、日本全体で使われている木は成長量の5分の1程度しかないことが山村の過疎化や産業の衰退に繋がっています。木を使うことで山村は活性化するし、地域が元気になると考えます。森を育て、木を使ってもらえる仕事がしっかりできて、自然を尊敬できる技術者を当校で育てたいと願っています。
 現在全体で44億立方メートルの木材量が日本にありますが、これは50年分以上の使用量ストックがある計算です。これを資源としてうまく使えれば、山にお金が戻ってきて木の手入れができます。間伐の遅れた山では雪が多い時や風が強い時には共倒れを起こしてしまい大きな災害にも繋がりますので、適度に間伐をしてその材を使って山の状態を良くする、つまり「使って護る」ことが大事なのです。





☆本日の担当:竹山ナオユキ



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2012年05月29日

2012年5月26日放送 消防分団と文化財

△▼△5月は「月輪学区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:月輪学区自治連合協議会会長
    池田 良穂さん

ikeda.jpg 月輪学区は東山区の一番南端の学区になります。南は伏見区、東は稲荷山、西は鴨川に囲まれています。東福寺の境内が大きな面積を占めており、東福寺の中に月輪学区があるというイメージもあります。
 細長い学区に本町通り、師団街道、京阪電車・JR奈良線が南北に走っています。子供たちはかなり狭い道を通って通学しており、地域の交通安全協議会の皆さんやボランティアの方々によって安全見守り隊を結成し、日々の通学を見守っています。交通の安全を見守りながら毎日の挨拶も大切にしており、子供たちも「おはようございます!」と元気に声を出して学校へ向かいます。
 学区は文化財の大変多い地域でもあり、国宝が3つもあります。1つの小学校区に国宝が3つもあるのは日本中探してもあまりないのではと思い、子供たちにも「これは地域の自慢やで」と話しています。東福寺の山門、竜吟庵の方丈、法性寺の木製千手観音像などその他にも重要文化財がたくさんあります。
 長年消防分団長としても活動してきましたが、消防団として年2回の東福寺の消火設備の点検や整備、設置場所の再確認などが大切な仕事ですが、特に神戸の震災以降、住宅地の各分団には小型動力ポンプが配備されているので、それを皆が使えるような訓練も年数回行っています。
 また、一人暮らしのお年寄り宅への防火訪問もさせてもらっています。あらかじめ民生委員さんより話を通してもらい、冬場の暖房機器を使われる前に声を掛けに伺います。小学校にも年に一度、消防団の活動について話しに行きます。月輪消防分団は定員20名の団体ですが、まず火事を出さない予防消防に努め、地域の皆さんと協力して活動をしています。





☆本日の担当:松田容子・遠島和恵


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2012年05月28日

2012年5月19日放送 「被災地で活躍する建築士の声」part2 仮設住宅にユニバーサルデザインを

ゲスト:(社)福島県建築士会 元女性委員長
     NPO法人ユニバーサルデザイン 結 副代表
    菅野 真由美さん

kanno.jpg 大震災後の仮設住宅を1年間調査してきました。福島県ではユニバーサルデザインが推進されていますが、現実の仮設住宅は全然違ったものでした。
 プレハブ、準プレハブ、県独自の木造の仮設住宅3タイプがありますが、プレハブタイプに問題が多いのです。調査では、建築計画上構造上の課題がわかってきました。
 出入り口は、直接土台を敷き並べるため段差が生じます。
 住戸面積は、1DKは20平米 、2DKは30平米と決まっていますが、3DKでも家族全員で住める広さではありません。
 住戸間の隔壁が薄く遮音性能が低く、プライバシーが守れません。また、外壁の断熱性も低く、暑さ寒さ、特に窓際ではコールドドラフトと隙間風で寒くて耐えられません。
 浴室の出入り口に段差があり高齢者が困られています。また、浴槽が深く溺れそうになるなど家庭内事故につながる恐れもあります。
 仮設住宅の原則1年の居住期間は2年に延長され、さらに、もう1年間の延長が決まり3年間居住できるのですが、現実には原発事故により避難されている8町村では、戻る目途も立たず仮の街を造ることを考え始めています。
 このように仮設も中長期的な住まいと考えざるをえません。県は去年の12月までに断熱性能改善など、さまざまな改修を行っていますが、以前住んでいた住環境とはあまりにも遠いので、満足できません。
 そこで、私たちは、ユニバーサルデザインを最低限の快適さに置き替え、福島からの提言としました。仮設住宅に対する不安不満が時間と共に大きくなってくることが問題です。住まいとしての機能面を、以前の住まいに近付けることがこれからも必要だと考えます。この他、住民アンケートでは町の人々がばらばらになり、もとの近所の方々と離れての暮らしに、精神面でかなりのダメージが大きいことがわかりました。





☆本日の担当:伏木道雄・衛藤照夫

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2012年05月14日

2012年5月12日放送 「月輪夏祭り」の合同吹奏楽

△▼△5月は「月輪学区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:月輪保健協議会会長 月輪献血推進会会長
    加藤 立哉さん

ikeda.jpg 5年くらい前から、自治会の運営ではなく有志で始めた「月輪夏祭り」を開催しています。自治会をはじめ各種団体、スポーツ 団体など、任意団体の方にも声を掛け、資金的にも何もないところから始めて、みなさんの協力で何とか運営できるようになりました。
 メインの出し物は月輪、一橋、今熊野小学校、月輪中学、日吉ヶ丘高校の合同吹奏楽です。もともと3小学校が「メープルキッズ」の鼓笛隊として一緒にやっていた下地もあり、総勢90名くらいの演奏です。普段はあまり出会わない小学校から高校までの子どもたちが、同じ音楽ということでつながっていけたらいいなと思っています。
 いくつかの模擬店もあり、1500食が完売する参加者がありますが、夏祭りが終わったあとのゴミの多さに悩んでいました。しかも、使っていた発泡スチロール容器は汚れているので、単なるゴミですべて廃棄処分されます。
 それでほかの集まりで見かけたリユース食器(コップ、皿、スプーンなど一式NPOから借用)を使うことにして、ゴミの量を以前の半分近くまで減らすことができました。ゴミステーションのテントを2カ所つくって、「これは返してね」としっかり説明する「こわい」おばちゃんもいてもらい、回収率は95%位にはなっています。使い捨てよりは高くつきますが、みなさんに何とかエコの意識を持ってもらえたらなと思っています。
 地域の子どもたちが少なくなって、2年後には3小学校と中学の一貫校が開校予定です。どう変わっていくかは分かりませんが、今後もお祭りを開催していこうと思います





☆本日の担当:山本晶三

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2012年5月5日放送 子どもたちやお年寄りのみなさんを見守り続ける「見守り隊隊長」

△▼△5月は「月輪学区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:月輪いきいきネットワーク座長、月輪交通安全対策協議会会長
    北川 高範さん

kitagawa.jpg 月輪学区は、東福寺駅の東側から南あたりで、東山に向かって坂道がたいへん多いところです。
 建築士会とは、日吉ヶ丘高校と月輪小学校の5年生が地域を歩いて、危険な場所を点検するという「まちづくり学習」でおつきあいをしています。
 日吉ヶ丘高校の800名近くの生徒さんたちが自転車通学を認められており、下校時には下り坂でスピードが出てしまいます。年に何回かモラル向上の呼びかけをしていますが、高校生は子どもたちのモデルになってほしいなと思っています。大きな交通事故が亀岡や祇園で起こったところなので、いつ自分の地域でも事故が起こらないかと心配しているところです。
 学区内には、独居老人がとても多いのですが、先日「いきいきネットワーク」で東福寺さんにご協力いただき、新緑の通天橋を見に多くの方に来て頂きました。これを機会に名前とお顔が一致するということもあります。
 学区では、当初30数世帯の「子ども100当番の家」が、今では140世帯ほどになり、他の地域の方に、この地区はすごいなとおっしゃって頂いています。また、毎日、朝から子どもに声掛けをして頂いているお年寄りの方もおられます。学校と地域と保護者の三者で子どもは育つということをいつも考えており、長年続けていると向こうから挨拶もしてくれ、地域で、安全で安心なまちづくりにつながればと思っています。
 みなさんも是非、新緑の東福寺もご覧いただければと思います。新緑のパワーももらえるし、月輪学区も覚えて頂ければと思います。





☆本日の担当:小澤えみ・上原智子


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2012年04月29日

2012年4月28日放送 三条特集 大人で知的なバー


ゲスト:Loki ACADEMICA(ロキ・アカデミカ)
    大坪 正章さん

otsubo.jpg 文化的・知的な大人が集うサロンにしたいと思って3年前に始めたバーです。棚には書籍や古い置物などを並べて、書斎のようなゆったりとした雰囲気の空間で仕事の帰りにちょっと立ち寄ってくつろいで頂けたらと思っています。また、女性一人でもカップルでも、ゆっくり会話を楽しんでもらえる店です。お酒と共に楽しんでいただけるフードも少しご用意しています。
 昼間は、先日まで文化博物館の前でホットドッグなどのお店を出していたアキラ氏が、ランチを提供しています。昼と夜とまた違った雰囲気を楽しんでください。
 開店当初から、不定期ですが「呑みながら講義」というのを開催しています。私はもともと自然科学・サイエンスが好きで、知的な好奇心から、専門的な研究をなさっている先生を招いて、グラスを傾けながら聴くという、ちょっと贅沢な場です。今まで、天文学や昆虫(タガメ)の話、琉球語や野菜、などなど興味深い話を伺っています。知的な刺激を受けて、ガッツリ真剣に聞き込み、また喧々諤々と話が盛り上がり、お酒を飲むのをすっかり忘れてた〜、なんていうこともあります。「センス・オブ・ワンダー」、いろんな不思議にふれ、感動から人の繋がりを作っていけたら素敵だと思います。
 三条は文化的な空気が漂っている通りですが、もう少し夜も楽しんで来てくれるまちだといいと思います。酔っ払いが騒いだりするのではなく、紳士淑女が夜を楽しむ品の良い通りというイメージです。
 この店が人の繋がりを作り、三条らしい大人のイメージやキャラクターを醸成していく場でありたいと願っています。

三条通高倉東入ル・ 三条高倉白鳥ビル3階
http://www.loki-academica.com/index.html


■□■ 会員紹介 ■□■
全国女性建築士連絡協議会(全建女)京都大会

(有)デザインアップル 取締役 西田 教子さん

nishida.jpg 市内で設計事務所を主宰し、京都府建築士会ではまちづくり委員会・女性部会・ラジオ部会に所属しています。2月17・18日に開催されました全建女京都大会では、実行委員長を務めさせて頂きました。「京都で考える日本のまちと暮らしー景観まちづくりからコミュニティの再構築へ」という大会テーマに沿った、講演会と12コースのフィールドワーク、分科会、東北被災三県の報告という密度の高いプログラムを通して、全国から集まった500名余の女性建築士の熱い意見交換ができ、非常に評価の高い大会になりました。これはひとえに、京都府建築士会のスタッフと協力くださった「まち」のみなさんのお蔭と深く感謝しています。




☆本日の担当:内藤郁子



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2012年4月21日放送 不動産所有形態の実態と景観との関係

△▼△4月は「景観まちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:まちづくり司法書士事務所
    石田 光曠さん

ishida.jpg 景観が保全されている海外の都市では、土地の所有権者が主に行政や教会に限られていて細分化されていません。また建物は土地の不可一体物として簡単には壊せないようになっていて、そういった市民意識や制度があって景観が守られています。
 日本も戦前までは、それとほとんど変わりませんでした。京都でも土地の所有者は寺社仏閣や行政、あるいは一部の大地主であり、庶民はそこを借りて住んできました。相続は家督相続であり、一人の後継者を決めてバトンタッチをしていたために京都の景観は大きく崩れなかったのです。ところが戦後、個人の人権が憲法で重要視され、不動産が細分化され権利も分散化して景観が壊れていきました。個人所有がいけないのではなく、きちんと承継対策をせずにきたのが日本の現実です。
 相続対策というと相続税対策と勘違いされる方が多いですが、相続税がかからない人達まで不動産の価値を下げてしまう対策をされることに問題があると思います。不動産の権利をバラバラにしてお金に換えないと分けられないような形は避けて、不動産は分けられない遺産だということを再確認していただきたいです。そのためには遺言を残していただくのが一番だと思います。
 日本の人口は過去100年で倍になりましたが、次の100年で半減すると言われています。急激に増えたことによって不動産の権利がバラバラになり、急激に減ることによりその一部が放置されはじめています。これをなんとか集約していくことが大テーマです。京都でも管理を放置されている不動産がたくさん出ていますが、ある公益的な機関で管理権だけでも集約して地域のために再活用していくようなシステムが必要だと思います。




☆本日の担当:江坂幸典



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2012年4月14日放送 ヨーロッパの景観まちづくり事例

△▼△4月は「景観まちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:御池総合法律事務所 弁護士
    上里 美登利さん

kamisato.jpg 平成16年の弁護士登録時から景観に携わってきました。NPO京都景観フォーラムの設立およびその後の運営にも深く関わっています。京都市弁護士会の公害対策環境保全委員会の中に「まちづくり部会」があり、京都の環境や景観についていろいろな提言をし、そのための調査をするという活動をしています。 
 平成17年当時は、京都市にまだ新景観政策というものはなく、景観保全の必要性が浮上し始めた頃でした。条例案の提言のために、この問題の先進地域であるヨーロッパに調査に行き、現地の大学や行政、住民団体を訪問し、意見の聞き取りや実態調査をしました。
 パリは整ったまちなみが完成しているというイメージがありますが、1960年代には「近代化」ということで、高層タワーを建てるなど景観破壊が進行していました。ある地区を貫く幹線道路の計画が歴史的建造物を壊すことに反対する市民活動がわき上がり、その後すぐに景観破壊の反省を生かし、都市計画の法律の制度ができたようです。
 ローマは景観保全の話が印象的でした。古い建物の修復の仕方についてローマ市が技術的なマニュアルを作成して、建物の窓、門、床などの修復、部材の使い方などをかなり細かく決めています。そのマニュアルに従って改修をすると、税の優遇措置が受けられます。伝統的な修復を維持することで、職人工芸の保護と技術を伝承しができます。  
 「京都景観フォーラム」の中でも専門家のネットワークの必要性がベースに考えられており、よりいっそう専門家同士の連携を大事にして、今後も各種の提言を行っていきます。




☆本日の担当:中村真由美


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