久和 恵さん

大阪でアパレルの企画の仕事をしていた頃の私は、京都は「じゃまくさいまち」だと思っていましたが、京都に戻ってきて、京都にはすごくきれいなものがいっぱいあって、残したい景色や建物などがあり、世界中の人が、京都に形あるもの・ないものを求めてこられることが理解できました。
京都にはいろんな職人さんがおられ、素晴らしい技術を活かした、京都でしか作れないものをプロデュースしています。
主人が建築設計の仕事をおり、母校の明治時代の立派な小学校が取り壊されたのをきっかけに、そういう建物は地域の人が中核になって守って行かなければならないと思うようになりました。残したいと思う建物をピックアップして、持ち主に使わせてくださいとお手紙を出したり会いに行ったりしましたが、ようやく2004年にこの建物を商業ビルとしてオープンさせることができました。
消極的な保存ではなく、建物を活かして今の商いの一部として使って残していくことが大事だと思い、ここを使わせて頂けることに誇りを持っていますし、こういう建物の持ち主が、その価値を認識して愛着とビジョンを持って守って行ってほしいと願っています。
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☆本日の担当:内藤郁子
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住み継いでいける住宅づくりをめざして
プリヤデザイン一級建築士事務所 代表 岡本 一真さん

仕事は男女のペアでしており、彼女が住宅における色あいや佇まいといった感覚的な方向づけをし、私は機能性や合理性などを検討し、2人の考えの合致点を模索しながら設計します。また、住む人の個性と町並みといった社会性とを調停することを意識し、住み継いでいける普遍的な住宅づくりをめざしています。
一つひとつの仕事を丁寧にさせて頂くことで、幸福な連鎖は生まれると思います。
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☆本日の担当:齋藤義憲