『きょうと・人・まち・であいもん』番組ブログ、第2弾!

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2012年12月23日

2012年12月22日放送 今年の震災特別放送を振り返って

震災特別放送 被災地で活躍する建築士の声 パート2

ゲスト:(社)京都府建築士会 会長 衛藤 照夫(写真左)
    同 まちづくり委員会 副委員長 篁 正康(写真右)
    同 まちづくり委員会 放送担当部会 部会長 伏木 道雄(写真中)

fushiki_kakei.jpg昨年は、震災直後に特別放送パート1を放送し、今年5月から、パート2を放送しました。
衛藤:現地に行って感じたことは、皆さんは呆然とされているけれど、何とかしていこうと、元気に溢れておられました。皆さんがどこで何に困っておられるかは短い時間ではわからないので、長い目で見て、私たちが支援できることを考えるべきだと思いました。
篁:僕が行った半島(石巻市雄勝町)船越は、すべて流され何もなく、1軒だけ傾いた鉄骨造の建物が残っているだけでした。しかし、避難で離れ離れになった皆さんが、復興のために毎日1時間以上かけて現地に集まり、地元の石などで飾りものをつくって売ってお金を貯めて、何とかして自分達の生まれ故郷を元どおりに再生しようと頑張っておられた姿に感銘しました。宝物の「雄勝石」もある美しい街並み(景色)を取り戻すために、私たちがどのようにかかわっていけるかを考えました。
衛藤:私が最初に訪れたのは、一本松だけが残った陸前高田市です。本当に何もなくすべて流されていました。そこで何とかしようとされている方は尊い。私たちは次に何かが起こっても安全なように、英知を働かせてどうすればよいか考えなければなりません。私たち専門家としての支援の役割があります。住むところは高台で、仕事(漁業など)は海辺でという基本的な考え方がありますが、被災された方々の声を充分お聞きし、もとの街並みや生活の再建などを充分考慮して復興を進めることが大切です。高台移転や防潮堤などの復興計画には、土木の専門家だけでなく建築の専門家も参加し、デザインや景観も配慮して進めることが望まれます。
伏木:10月にご出演の大竹さんが、建築の専門家としてマンションを調べ、建物に致命的な被害がないことを確認し、住民に建物に戻れることを伝られました。高架水槽に残る水を活用するためにあらゆる容器で生活用水を貯めるようにアドバイスをし、貢献されました。私たちも、普段から町にかかわっていくことが大切です。
篁:京都のまちづくりにかかわっていますが、防災意識は高まっていて、消防署の方からお話を聞く会に地域の方がたくさん集られ、マンションにお住まいの方の参加も増え、地域の方々とのコミュニケーションが高まっているのが感じられます。
衛藤:大竹さんから「受援力」についてのお話がありましたが、「事前復興」も大切で、事前に手順と役割を考えて支援を受ける力をつけておくことが必要です。普段からの備え、まちづくり活動が大事です。建築士会はそこで役に立てるようになりたいですね。







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2012年12月17日

2012年12月15日放送 地域にひらき相互の理解を深める

△▼△12月は「住まいの中の福祉」をピックアップ△▼△

ゲスト:社会福祉法人アイアイハウス 障害者支援事業所 アイアイハウス
    施設長 粟津 浩一さん

awazu.jpg アイアイハウスは、主として上京区と北区の2か所で生活介護事業、北区のケアホームの事業を展開しています。設立から25年、障害の重い方々をはじめ、市内8つの行政区からの利用者を受け入れています。それぞれの地域の中で施設や障害者への理解を深めていただくために、施設を開放したり、利用者のつくったパンやとうふを販売したり、地域の防災訓練などへ参加するなど、生活のいろんな場面でふれあい・顔のみえる機会をつくっています。
 地域の中での生活は、障害者自身だけでは難しく実際には何らかの支えが必要です。しかし、今の社会の潮流は全体的に自己責任=自立自助の方向に向かっています。また現行法では、利用者はサービス利用対価の1割の負担を求められ、施設運営の報酬は日割りでカウントされるため、適正な職員配置や施設運営に支障をきたしています。国や社会がしっかりサポートするのが本来の福祉ですが、矛盾することが多々あります。
 当法人の利用者には50代以上の方も多くなり、本人自身や家族が高齢化していくなかで、その暮らしをどう支えていくかが今後の大きな課題です。ひとつの方法はヘルパーが生活支援に入ることと、もうひとつは障害者同士が共に住まう場をつくって支援することです。後者はいわゆるグループホームやケアホームですが、法人がサポートすると暮らしの場でありながら施設として取り扱われ、耐震や防火などの面で建物に要求されるハードルが住宅より高くなるため、市中の既存の建物で見合った物件を探すのはたいへん難しいです。
 誰とどこに住むかは当然の権利として保障されるはずですが、障害者の前には大きなハードルがあるのが現状です。住民の高齢化や空き家の放置などの問題もありますが、施設を地域の中につくって、若い職員が四六時中共に住まうことで、方々に安心感を与え、地域が元気になることを理解して欲しいです。





☆本日の担当:竹山ナオユキ


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2012年12月10日

2012年12月8日放送 人生の最期は長年住み慣れた場所で

△▼△12月は「住まいの中の福祉」をピックアップ△▼△

ゲスト:地域密着型総合ケアセンターきたおおじ
    代表 山田 尋志さん

yamada.jpg 「地域密着型総合ケアセンターきたおおじ」は、京都市北区大徳寺の塔頭芳春院さんの土地の一部をお借りして建てました。高齢者の福祉、介護サービスの拠点で、今年の8月1日にオープンしました。環境の良い場所で大徳寺周辺を散歩したり、比叡山や大文字も見ることもできます。
 施設には5つのサービスがあります。(1)定員が29名の小さな地域密着型特別養護老人ホーム。(2)定員10名のショートステイで、自宅で介護が必要な方が短期間利用されるもの。(3)地域密着型の小規模多機能という定員25名の自宅を支えるサービス。(4)サービス付きの高齢者住宅が6室。(5)地域サロンといって地域の方が利用できるサービス があります。  
 地域密着型というのは制度上の名称で、これからわが国が高齢化を迎えるにあたり地域で住み続けることを支えるために、2006年に新しく登場してきたサービスです。従来の介護サービスは大規模広域型で、介護が重度になってくると老人ホームなど郊外にある大きな施設へ移っていくというしくみでつくられてきましたが、「小規模地域密着型」は、自宅で最後まで住み続けられるような選択肢をしっかりと京都市内につくっていくことです。「地域サロン」は、どなたでも気楽に立ち寄り地域とのつながりをつくって馴染みの関係になれます。「小規模多機能」は、ご自宅の訪問や、施設に通う、泊まるなど毎日その方の状態で柔軟に選択できるサービスで、いつもなじみの職員がそばにいてくれます。サービス付き高齢者住宅は家の近くで住み替えることを目指してつくりました。
 介護が必要になってから遠くに行き、初めて会った人と晩年を暮らす選択より、サロンに通った頃からなじみの関係のまま最期の時まで暮らしていけるそういう社会はいいなと思います。





☆本日の担当:中村真由美

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2012年12月03日

2012年12月1日放送 これからの「助産師」さんのお仕事について

△▼△12月は「住まいの中の福祉」をピックアップ△▼△

ゲスト:(社) 京都府助産師会 理事
    中川 淑子さん

nakagawa.jpg「助産師」とはもともとは「産婆さん」と呼ばれており、それぞれが地域で開業しており、お産が始まると各家庭に行って出産の手伝いをしていました。このように地域密着の存在でした。「助産師」になるには、まずは看護師資格を取りさらに助産師資格をとる必要があります。あまり知られていませんが日本の助産師には開業権があり、これは世界中でも稀なことで、「産婆さん」のころからの業態が現在でも続いていることは重要なことだと思います。
 現在では、自宅で、もしくは助産院で産みたいという方は全体の1%くらいで、ほとんどが病院出産になっています。その傾向に合わせて、ほとんどの助産師が病院に勤務しています。
 私たちが所属する(社)京都府助産師会は創立100周年以上になる団体で、多くの助産師が所属しています。主な活動内容は、子育てに関するセミナーやサポートです。無料の電話相談は随時やっておりますし、助産師会館は子育てに関するお母さんの相談に乗る場としても開放されています。特に毎週水曜日には「赤ちゃんサロン」があり、午前中は無料で身長や体重測定や、子育ての相談もできます。その他には、多胎(双子等)に関する子育て支援のセミナーやサポート、祖父母世代の孫育て講座、パパプロ講座(お父さんと子供対象)、ヨガやベビーマッサージ教室など開催しています。詳しくは「(社)京都府助産師会」のホームページに詳細が記載されていますのでそちらをご覧下さい。
 このように、助産師ができることは単に出産にかかわることだけでなく、家族で生活するうえで大切なコミュニケーションのとり方のサポートなど多岐にわたります。これを機会に身近にある助産師という職業を知って頂くだけでなく、助産師会館にお越し頂ければ幸いです。





☆本日の担当:中田哲

posted by 京都府建築士会 at 03:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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