『きょうと・人・まち・であいもん』番組ブログ、第2弾!

2009年11月までの番組情報は、↓↓コチラ↓↓をご覧ください

 ☆ http://kyoto-hitomachi.seesaa.net/


2012年07月31日

2012年7月28日放送 三条特集 お気に入りの布地を見つけてください

△▼△7月は「花脊校区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:キッチンクラブ 藤田 茂夫さん

fujita.jpg おもにヨーロッパやアメリカの輸入手芸材料を取り扱っています。場所は、中京郵便局の斜め前、プラザコラムというビルの5階にあります。ちょっとわかりづらいのですが、通路の奥にエレベータと階段があります。周囲が駐車場などで3方に窓があり、まちなかを見渡せてとても明るく開放的な部屋です。
 「キッチンクラブ」というのは、以前母がしていたお店の名前で、その頃は台所用品を扱っていました。私が店を引き継ぎ、自分の興味のある手芸用品が主流になりました。私は子どもの頃から手を動かして物を作るのが好きで、パッチワークなどを制作しています。自分の作りたい作品に合うものを集めたいという思いから始まったのですが、生地やレース、トリムなどのビンテージものも揃えています。また、オリジナルな生地も制作しています。ハンガリーのアンティークな手織りの布地に手捺染でプリントしたものです。独特の風合いがあります。
 インターネットで見てお店に来られる方も多いですし、ネット販売もしています。また時々、デパートにも出店していますし、毎月第一日曜日には東寺のガラクタ市に出店しています。弘法さんよりゆったりととした市で、いろんな出会いがあり楽しいです。
 私は大阪で育ちましたが、実は私の父が小学校に上がるまで三条に住んでいたそうで、私も堀川高校の裏の町家に3年ほど住んでいました。三条の賑やかでゆったりした雰囲気が大好きです。
http://kitchen-club.tabee.net/default.aspx


■□■ 会員紹介 ■□■
市民の大切な財産=公共建築物を守る「行政の中のコンサルタント」
京都市都市計画局公共建築部整備支援課 課長補佐 冨山 育子さん

tomiyama.jpg 建築士資格は30年以上前に取得しましたが,士会には平成23年7月に入会しました。
 私の課では、京都市の公共建築物の改修等の設計の他、施設での困りごと相談や技術的な情報提供などを行っています。また、昭和40〜50年代に集中的に公共建築物が建設されたのですが、適切な時期に効果的な修繕を行い、建物をできるだけ長く使えるよう、建設から除却までの総費用の縮減と維持修繕の費用を平準化し、建築物を資産として最適に維持管理し、有効活用を図る取組みに着手しています。
 趣味は、まちと建築のウォッチングと観劇で、まちなみ探訪記と観劇記を綴るのが楽しみです。






☆本日の担当:内藤郁子

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2012年07月26日

2012年7月21日放送 被災地で活躍する建築士の声 パート4 進まぬ復興

△▼△7月は「花脊校区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:(社)岩手県建築士会 地域貢献活動委員会委員長、盛岡支部副支部長
    和見設計舎代表  中村 孝幸さん

nakamura.jpg 震災当日は盛岡中心部の事務所にいました。経験したことのないゆっくりとした揺れが長く続きましたが、事務所の本棚の本は落ちませんでした。しかし、自宅は大変な状況で、場所や地盤によって被災は大きく違いました。津波で沿岸部は壊滅的との情報は携帯のワンセグで知りましたが、2日間の停電の上、ガソリンもなく動けませんでした。在庫を置かない流通システムのため、食糧は手に入らない状況でした。3月の寒さも大変で、家では小さな部屋に家族がまとまって、灯油ストーブの前で布団をかぶり耐えている状況でした。
 岩手は地震の被害は少なかったのです。もちろん、脆弱な建物や長大スパンの建物は震度6強の地震により被災を受けています。ただ岩手だけでも6,000人もの死者でも、地震の被害が酷いとは申し訳なく言えない雰囲気でした。津波の被害はあまりにも大きく、陸前高田や山田、田老など、町がすっかりなくなっているようなところもあるのですから。
 原発被害について岩手県は限定的ですが、キノコなど山の幸や魚などの汚染は、気になるところです。
 また、建築士の仲間から福島県大熊町の汚染調査の依頼がきました。元請けのゼネコンから測量会社などを通じて来ているものです。調査ができなければ福島の人が避難先から帰宅ができず、早く調査したい思いだそうです。しかし、デリケートなところもあり、若い人や女性にはお願いすることはできません。子どもを作る予定のない我々がやるべきですが、圧倒的に人手不足な状況なのです。
 関西の建築士会にお願いしたいことは、職人さんに来て欲しいということです。もともと仕事がなく建設業界が縮小しているところにこの復興需要です。しかし、この忙しさも数年に限定的だとすると、今から育てている時間はありません。是非お力をお借りしたいです。





☆本日の担当:衛藤照夫


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2012年7月14日放送 地域の特産物を鹿から守る「山椒復活・チマキザサ再生プロジェクト」

△▼△7月は「花脊校区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:別所自治振興会
    会長   藤井 克巳さん(写真)
    副会長  藤井 順一さん

fujii.jpg 花背はスキー場があったということで有名でしたが、暖冬が続きスキー場が閉鎖されてからは、教育委員会が「花背山の家」を開設し、多くの小学生が順番に利用していることで知られています。5年生を対象としたこの宿泊体験は、少人数の場合は北部地域の方の理解を得て、民家の暮らしを体験できる「民泊」も行っています。子どもたちが薪をくべて入る薪風呂に魅力を感じて、「おじさん 朝風呂入ってもいいですか?」と言われたときは、おかしかったです。普段の生活では体験できない昔のお風呂は、何ともよいものだったのだと思います。
 また、この地域は朝晩の寒暖の差が激しく湿気が多いため、香りの良いものが育ちやすい土地です。なかでも、山椒と祇園祭りに使用されるチマキザサは有名です。しかし、近年鹿被害が大きく、山椒は全てやられてしまいました。その特産物を守るため、京都市の協力を得て花山椒の苗木を600本植え、鹿被害にあわないよう高さ2mのネットを周囲350mに設置するという「山椒復活プロジェクト」に取り組んでいます。残念ながら、2度ほど鹿に倒されていますが、丈夫に大きく育って4〜5年後には市民の皆さんと共に収穫できるよう努力しています。
 また、「チマキザサ再生プロジェクト」とは、60年〜70年で枯れて種をおとす周期が今年のため、生えてきた苗をポットに移し里親の所で生長させたのち、800mのネットをはった山に戻しています。大切な若芽の時期を鹿から皆で守っています。
 このような、花背の特産物や北部地域の魅力をみなさんに知って頂く「ふるさと森都市(しんとし)フェスティバル」を7/22に開催します。また、愛宕山への献灯行事である花脊の松上げは毎年8/15、広河原の松上げは24日に行われます。松明の玉入れのようなそれは、壮大で一見の価値があります。是非お越しください。





☆本日の担当:小澤えみ


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2012年07月11日

2012年7月7日放送 新しい学校を核として地域振興につなげるまちづくり

△▼△7月は「花脊校区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:(一社)洛峰ココイマプロジェクト
    理事   藤井 順一 さん
    専務理事 諏訪 亜紀 さん

fujii_suwa.jpg 平成18年度、地域連合組織北部まちづくり委員会・子育て教育部会に、花背・別所・広河原の3地区の小中学校6校を統合する議論がPTAから出されました。地域に持ち帰り検討し、保護者で意見をまとめ、市に学校統合申請を提出しました。地域がまとまっているならとすぐに準備が進み、花背の伝統・文化・自然環境を生かせる小中一貫カリキュラムを作り、平成19年4月から別所校舎で開校しました。また同時期に、閉園の危機に直面していた保育園も、京都市昼間里親制度を活用した地域運営による保育所として開設し、0歳から5歳までと、小中学校で15歳までの子供たちが育つ環境が整いました。
 「ココイマ」は学校統合を機に学校と地域を中継する「学校の応援団」の役割を担ってきました。当初から、地域の伝統・文化・暮らしを継承する花背学習の地域講師を発掘して派遣しています。「ココで暮らすイマを暮らす」ココイマプロジェクトは、「10年たっても、20年たっても山の中の暮らしがある存在」を地域目標として平成20年に活動を始めました。
 これまでの成果は、定住促進事業として賃貸物件を確保して、ココに住みたい人と何度も面接して、移住を実現してもらいました。現在取り組んでいることは、学校を拠点にして3地区の交流を深めるため、「地域の日」を決め、地域の人たちに学校に足を運んでもらうようにしています。また子育て支援として学童保育を始めます。小中学校はスクールバスで通学するので、帰りの最終便5時半までは学校で過ごせますが、その後の時間と長期休暇時はココイマのスタッフで対応します。
 「できる人が、できるときに、できることから」を合言葉に、学校を核としたまちづくりに取り組んでいきます。
地域情報HP





☆本日の担当:桂浩子

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2012年07月02日

2012年6月30日放送 三条特集 古いものを大切に使う文化

△▼△6月は「山を護る」をピックアップ△▼△

ゲスト:70B ANTIQUES オーナー
    山名 悠太さん

yamana.jpg 当店は文化博物館の東隣のDuceMixビル地下にあり、イギリスを中心にヨーロッパのアンティークを集め販売しています。広い倉庫のような雰囲気の店内に、家具から照明器具、小物、アートなど、ノンジャンルで個性豊かな品々を所狭しと展示しています。
 イギリスへ留学していたときの同居人がコレクターで、興味を持つようになりました。次に引っ越すときに自分で家具などを揃えたのがきっかけで、今店を一緒にやっている熊谷君と集め始めました。最初は個人的なコレクションだったのですが、友人に分けてあげたら、それを聴きつけて注文が来るようになり、3年前に現地で倉庫を借りて本格的に始めました。
 昨年そろそろ自分たちの店をと考えていたところ、たまたま友人が京都で場所を提供してくれることになり、さっそく京都へ引っ越しました。その話はなくなってしまいましたが、運良くここに入ることができました。
 イギリス人は古いものをとても大事にします。車はボロボロになるまで乗り、家も築100年や200年はざらで、使い続ける文化が定着しています。家具も代々引き継ぎ、自分でペンキを塗ったり下手な釘を打ったりした人の手が残っていて、温かみを感じさせます。
 お店で販売するだけでなく、注文を探しに買い付けにも行きます。イギリスには倉庫があり定期的に出かけています。また、アンティークな空間づくりのお手伝いもしています。
 三条はとても活気があり、若い人も気兼ねなく店に入ってくれます。そういう方がアンティークに触れる一歩目の店になれば嬉しいです。みなさん、どうぞお気軽に覗いてみてください。


■□■ 会員紹介 ■□■
京都 町家 暮らすように旅する (株)庵 建築プロデュース室 プランナー 円谷 麻紀子さん

tsuburaya.jpg 私が勤める(株)庵は、京都市内で10棟の町家を改修し、1棟まるごとお貸しする「町家ステイ」の運営を行っています。「暮らすように旅する」をコンセプトに、伝統文化体験の運営や、京都以外の地域で京都でのノウハウを活かした滞在型観光まちづくりのお手伝いなども行っています。地域の魅力を「掘り起し、活かし、伝える」ことが仕事です。
 建築設計を学び、景観デザインを専攻して、その維持のための「利活用の仕組み」に興味が湧き、現在に至ります。今後は建築士として、京都という場所でこそ学べる伝統建築やまちづくりの勉強を深めていきたいです。





☆本日の担当:内藤郁子


posted by 京都府建築士会 at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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