ゲスト:(有)ファルデザイン取締役・(社)福島県建築士会前女性委員長(23年度迄)
島田 マリ子さん

こういう状況を他の地域の人々に理解してもらえているのだろうか。国は今まで理解しようとする気持ちがなく、様々な政治課題についても同じです。国の姿勢の改革に期待するところです。
福島で暮らしていくためには除染が必要ですが、国の主導では放射能が高い地域だけで、大半は各自治体が行うしかありません。しかも専門知識のない一般市民が、レクチャーもされずに町内会掃除のレベルで行っています。若いお母さんが除染と知らずに子連れで参加などしたら大変危険です。また、除染した土などは敷地内に埋め、除染後の水は川へ海へと流れますが、行政も大きな問題として取り上げていません。
この状況下で、私たちは福島県で住み続けることを決心しました。窓を閉め、洗濯物も室内に干すなど、空気を自由に取り入れることできない生活ですが、私達女性建築士は、震災前から続けてきた自給自足できる生活をめざし、今回は地熱発電をテーマに勉強します。皆さんには、福島に来て短時間の疑似体験をしていただけたらと思うことがあります。
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☆本日の担当:衛藤照夫