『きょうと・人・まち・であいもん』番組ブログ、第2弾!

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2012年05月29日

2012年5月26日放送 消防分団と文化財

△▼△5月は「月輪学区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:月輪学区自治連合協議会会長
    池田 良穂さん

ikeda.jpg 月輪学区は東山区の一番南端の学区になります。南は伏見区、東は稲荷山、西は鴨川に囲まれています。東福寺の境内が大きな面積を占めており、東福寺の中に月輪学区があるというイメージもあります。
 細長い学区に本町通り、師団街道、京阪電車・JR奈良線が南北に走っています。子供たちはかなり狭い道を通って通学しており、地域の交通安全協議会の皆さんやボランティアの方々によって安全見守り隊を結成し、日々の通学を見守っています。交通の安全を見守りながら毎日の挨拶も大切にしており、子供たちも「おはようございます!」と元気に声を出して学校へ向かいます。
 学区は文化財の大変多い地域でもあり、国宝が3つもあります。1つの小学校区に国宝が3つもあるのは日本中探してもあまりないのではと思い、子供たちにも「これは地域の自慢やで」と話しています。東福寺の山門、竜吟庵の方丈、法性寺の木製千手観音像などその他にも重要文化財がたくさんあります。
 長年消防分団長としても活動してきましたが、消防団として年2回の東福寺の消火設備の点検や整備、設置場所の再確認などが大切な仕事ですが、特に神戸の震災以降、住宅地の各分団には小型動力ポンプが配備されているので、それを皆が使えるような訓練も年数回行っています。
 また、一人暮らしのお年寄り宅への防火訪問もさせてもらっています。あらかじめ民生委員さんより話を通してもらい、冬場の暖房機器を使われる前に声を掛けに伺います。小学校にも年に一度、消防団の活動について話しに行きます。月輪消防分団は定員20名の団体ですが、まず火事を出さない予防消防に努め、地域の皆さんと協力して活動をしています。





☆本日の担当:松田容子・遠島和恵


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2012年05月28日

2012年5月19日放送 「被災地で活躍する建築士の声」part2 仮設住宅にユニバーサルデザインを

ゲスト:(社)福島県建築士会 元女性委員長
     NPO法人ユニバーサルデザイン 結 副代表
    菅野 真由美さん

kanno.jpg 大震災後の仮設住宅を1年間調査してきました。福島県ではユニバーサルデザインが推進されていますが、現実の仮設住宅は全然違ったものでした。
 プレハブ、準プレハブ、県独自の木造の仮設住宅3タイプがありますが、プレハブタイプに問題が多いのです。調査では、建築計画上構造上の課題がわかってきました。
 出入り口は、直接土台を敷き並べるため段差が生じます。
 住戸面積は、1DKは20平米 、2DKは30平米と決まっていますが、3DKでも家族全員で住める広さではありません。
 住戸間の隔壁が薄く遮音性能が低く、プライバシーが守れません。また、外壁の断熱性も低く、暑さ寒さ、特に窓際ではコールドドラフトと隙間風で寒くて耐えられません。
 浴室の出入り口に段差があり高齢者が困られています。また、浴槽が深く溺れそうになるなど家庭内事故につながる恐れもあります。
 仮設住宅の原則1年の居住期間は2年に延長され、さらに、もう1年間の延長が決まり3年間居住できるのですが、現実には原発事故により避難されている8町村では、戻る目途も立たず仮の街を造ることを考え始めています。
 このように仮設も中長期的な住まいと考えざるをえません。県は去年の12月までに断熱性能改善など、さまざまな改修を行っていますが、以前住んでいた住環境とはあまりにも遠いので、満足できません。
 そこで、私たちは、ユニバーサルデザインを最低限の快適さに置き替え、福島からの提言としました。仮設住宅に対する不安不満が時間と共に大きくなってくることが問題です。住まいとしての機能面を、以前の住まいに近付けることがこれからも必要だと考えます。この他、住民アンケートでは町の人々がばらばらになり、もとの近所の方々と離れての暮らしに、精神面でかなりのダメージが大きいことがわかりました。





☆本日の担当:伏木道雄・衛藤照夫

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2012年05月14日

2012年5月12日放送 「月輪夏祭り」の合同吹奏楽

△▼△5月は「月輪学区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:月輪保健協議会会長 月輪献血推進会会長
    加藤 立哉さん

ikeda.jpg 5年くらい前から、自治会の運営ではなく有志で始めた「月輪夏祭り」を開催しています。自治会をはじめ各種団体、スポーツ 団体など、任意団体の方にも声を掛け、資金的にも何もないところから始めて、みなさんの協力で何とか運営できるようになりました。
 メインの出し物は月輪、一橋、今熊野小学校、月輪中学、日吉ヶ丘高校の合同吹奏楽です。もともと3小学校が「メープルキッズ」の鼓笛隊として一緒にやっていた下地もあり、総勢90名くらいの演奏です。普段はあまり出会わない小学校から高校までの子どもたちが、同じ音楽ということでつながっていけたらいいなと思っています。
 いくつかの模擬店もあり、1500食が完売する参加者がありますが、夏祭りが終わったあとのゴミの多さに悩んでいました。しかも、使っていた発泡スチロール容器は汚れているので、単なるゴミですべて廃棄処分されます。
 それでほかの集まりで見かけたリユース食器(コップ、皿、スプーンなど一式NPOから借用)を使うことにして、ゴミの量を以前の半分近くまで減らすことができました。ゴミステーションのテントを2カ所つくって、「これは返してね」としっかり説明する「こわい」おばちゃんもいてもらい、回収率は95%位にはなっています。使い捨てよりは高くつきますが、みなさんに何とかエコの意識を持ってもらえたらなと思っています。
 地域の子どもたちが少なくなって、2年後には3小学校と中学の一貫校が開校予定です。どう変わっていくかは分かりませんが、今後もお祭りを開催していこうと思います





☆本日の担当:山本晶三

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2012年5月5日放送 子どもたちやお年寄りのみなさんを見守り続ける「見守り隊隊長」

△▼△5月は「月輪学区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:月輪いきいきネットワーク座長、月輪交通安全対策協議会会長
    北川 高範さん

kitagawa.jpg 月輪学区は、東福寺駅の東側から南あたりで、東山に向かって坂道がたいへん多いところです。
 建築士会とは、日吉ヶ丘高校と月輪小学校の5年生が地域を歩いて、危険な場所を点検するという「まちづくり学習」でおつきあいをしています。
 日吉ヶ丘高校の800名近くの生徒さんたちが自転車通学を認められており、下校時には下り坂でスピードが出てしまいます。年に何回かモラル向上の呼びかけをしていますが、高校生は子どもたちのモデルになってほしいなと思っています。大きな交通事故が亀岡や祇園で起こったところなので、いつ自分の地域でも事故が起こらないかと心配しているところです。
 学区内には、独居老人がとても多いのですが、先日「いきいきネットワーク」で東福寺さんにご協力いただき、新緑の通天橋を見に多くの方に来て頂きました。これを機会に名前とお顔が一致するということもあります。
 学区では、当初30数世帯の「子ども100当番の家」が、今では140世帯ほどになり、他の地域の方に、この地区はすごいなとおっしゃって頂いています。また、毎日、朝から子どもに声掛けをして頂いているお年寄りの方もおられます。学校と地域と保護者の三者で子どもは育つということをいつも考えており、長年続けていると向こうから挨拶もしてくれ、地域で、安全で安心なまちづくりにつながればと思っています。
 みなさんも是非、新緑の東福寺もご覧いただければと思います。新緑のパワーももらえるし、月輪学区も覚えて頂ければと思います。





☆本日の担当:小澤えみ・上原智子


posted by 京都府建築士会 at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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