
ゲスト:まちづくり司法書士事務所 石田光廣さん
まちづくり活動を通し、「相続のたびにまちが壊されている」と痛感し、それを未然に防ぎながら、まちづくりに貢献することを目的に司法書士事務所を開業しました。
まず、相続対策と相続税対策は全く別物と言う事です。自分の資産を一つ残らず遺し、しかも相続税は極力払いたくないという考えから、適切な承継者が決まる前に相続税対策だけを先行させ、資産を細分化される方が少なくないのが現実です。これこそ、後の相続争いやそのあおりを受けた空き家化など、まちづくりの障害に繋がりかねません。相続対策とは、適切な承継者に適切な資産を引き継いでもらうための対策であり、そのためには、優先順位の低い資産を処分し多少の相続税を払ってでも、確実な承継対策をすることが大切です。ちなみに、相続税は、原則、税金の中で最も低率な制度です。
「承継」とは、相続として血縁者に引き継ぐだけでなく、第三者も含め、必要な人に確実にバトンタッチすることです。少子高齢化と人口減少という二重の構造変化が始まった今こそ、この基本に立ち返って資産、特に不動産資産の承継対策をしていただかないと、「まち」は、一気に疲弊していきます。<続く>
震災における番組としての今後の取り組み
(社)京都府建築士会 会長 衛藤照夫
今回の事を受け、我々も何かしなければ、何ができるのだろうかと、自問自答を繰り返しています。
ご苦労されている被災者のお話はメディアを通じて、少しですが伺うことができます。そこで、我々の仲間である被災地の建築士さんにも語って欲しいと考えたのです。
もちろん状況が良いはずはありません。
本当にこのインタビューが、被災地の皆さんの支援になるのかどうかもわかりません。しかし、仲間として建築士の皆さんの生の声を聞き、被災を共有したいとの気持ちからなのです。これを聞いて繋がりが広がることを念じています。
※東日本大震災の特別放送は、コチラのページをご覧ください.
【東日本大震災特別放送】きょうと・人・まち・であいもん
音声:
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☆本日の担当:畑正一郎
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